観劇レポ(復刻)/七色いんこ
観劇レポ、今回はこちら。
手塚治虫原作の「七色いんこ」です。乃木坂46の伊藤純奈主演(初だった)、けやき坂46松田好花出演により、坂道の合同作品として初めての作品になりました。また、舞台の発表からかなり短いスパンでの稽古、本番、としかも公演数も少ない日程でした。ちなみに初日に観に行きました。
グッズもポストカード、ポスターだけでパンフレットも作らない。はっきしいえば運営の手抜きですね。端役がいかに有名な役者でないかとはいえ、他の役者に失礼極まりないよな、これ。
肝心の舞台は7つのスクエアパネルを使った大道具をうまくいかした演出で、役者が動かしてます。他、小道具を使った細かい演出も上手く白Tシャツを使った映像演出もしっかり収まり、端役の意地、これが見えた作品でした。純、好花に目が映りすぎ、また好花の演技がかなり評価が高かったのですが好花かなりなまりがあります。勢いでズガーッていく役なのでそう見えましたがイントネーションがさりげなくグチャグチャになってる場面もありました。
純に関しては正に貫禄。舞台を踏んだキャリアがしっかりと出ていて最後まで落ち着いて見れた内容。好花をうまくて手懐けている感じもしっかり出ていました。しかし、実質の主役は今村未歩ちゃん。純奈演じるいんこの幼少時代を余す事なくしっかりと今の純に繋げたのは見事。ただ、言うなれば端役のオーラが半端なく運営への鬱憤を晴らすかのような好演技を連発してました。だからこそ、この舞台が評価が高かった所以だと思います。演技派が枠を固める舞台はどんなものより強い。そこに男がいなくてもしっかりしたものを作れる。逆に好花を過大評価し過ぎな印象もありましたがそこまで凄いわけでもなかったと思います。悪いわけじゃないけど。純奈は終始安心して観れたので今後も主演が来ても問題なく観れるかな、と思います。ただ、運営はかなりの誤算でしょうね。嬉しい誤算だろうけど。
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