観劇レポ/劇団少年社中第36回公演.トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~
観劇レポ、前後します。今回はこれ。
劇団少年社中20周年記念記念公演、「トゥーランドット」です。
結果から言わせてもらいますが、「最強」です!非の打ち所がない!シンプルな大道具、そして社中には小道具を極端に減らし、演技のみに絞らせる構成、毛利マジックと言える演出の豊富な演出。何より役者のポテンシャルを最大限に引き出す舞台。欠点がない、また限界をさらに超える舞台でした。よく考えたら人間と同じ、舞台は生き物である、それを伝えたかったのかな?と思います。社中の舞台の凄さは誰がよかった、誰がよくなかった、それが全くありません。舞台上のトラブルもないんだけどそれさえも場の空気で変えてしまう、それが社中だと思います。二時間気づいたら終わる、そんな舞台です。一人一人の役者、セリフ、動き、舞、殺陣、一瞬一瞬目が離せません。笑いあり、涙あり、裏切りあり、感動あり、気づいたら終わるから。そして、何より感動、また見たいという欲求に駆られる社中舞台の集大成。だから、生駒が呼ばれたのか…。モマのセリフもあまりにも懐かしかった…!!社中の歴史もさりげなく振り返られる、そんな舞台でした。とにかく、観に行かなければ始まらない舞台。話の内容は一発で見るだけで世界に引き込まれていく。グダグダ評価する前に見ろ!!それしか言えない。誰目当てで行った人間、社中が好きで行った人間、全ての人間を演劇で世界を変える、まさにその言葉通りでした。見に行った人全てが変えられた。いや、なんというかネジ変えられたってイメージなんだけどな。素晴らしい舞台であったことは変わりません。
何度もですが一瞬一瞬に引き込まれる、こんな凄い舞台は久しぶりでした。余韻が凄まじい。二時間があっという間に終わりました。
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